ストックフォトにつけるタグは投稿サイトにより20〜50個ほどとなりますが、
30個も何つけたらいいか、わからない
という人のために、写真のタイトルからタグを導き出し方法を解説します。
この方法を覚えますと、写真のタイトルと写真の内容、そしてタグに一貫性が出てきますので思考の整理に役に立ちます。
写真のタイトルを長文で説明し、タグを導き出す
方法としては、まず長文のタイトルを作ります。
長文のタイトルを作るメリットは大きく3つ、
- スマホやサムネイル一覧で見た時に小さい画像では伝わらないところを説明できる
- ダウンロードユーザーに写真の使用用途をイメージさせる
- タグの連想に役に立つ
というところです。
ストックフォトのタグは、単語数1〜2個で済ませる人を多く見かけますので、もったいないですね。
ストックフォトのタイトルは連想ゲームで考える
タイトルを連想ゲームで考える…どういうことでしょうか?
ストックフォトのタグは、その写真に関連するキーワードを入力するというルールがあります。
ダウンロードユーザーはそのキーワードを検索窓に打ち込んで写真を探すのですが、ここで一つ問題があります。
ダウンロードユーザーはあなたの写真がどんなものなのか知らない
ということです。
まだあなたの写真を知らない人が、あなたの写真を見つけてもらうためにはどういう風に伝えないといけないのか?
これを連想ゲームのように考えてみましょう。
「パスタ」とい言う単語で思いつく絵を思い浮かべてください
「パスタ」とだけ書かれても、調理前なの後なのか、何の種類なのか、ただの白背景なのか店内なのかわからないと思います。
そして、過去の自分の記憶から、どこかで見たことのある絵を思い浮かべたのではないでしょうか?
次に、
「パスタ シェア 店内 キャンドル 薄暗い デート 二人」とい言う単語で思いつく絵を思い浮かべてください
今度は7単語で構成してみました。
ここまで、細かくすると同じ絵を思い浮かべる人が多くなるのではないでしょうか?
ちなみに、
夜営業のキャンドルが灯っている雰囲気がある店内で、デートをしている二人組がそれぞれ違うパスタをオーダーしシェアし合う様子
をイメージしました。
こんな絵が思い浮かびましたか?
このように、相手の頭の中に狙っている絵のイメージが浮かぶまで、状況を説明するタイトルを考えましょう。
するとこの長いタイトルに出てきた単語が、そのままタグになります。
なぜストックフォトのタイトルは7単語が良いの?
なぜ7単語が良いのか?
それは、いくつかのストックフォトサイトでは、先頭に入力されたタグが、より写真と関連が高いタグだと認識され、そのタグで検索した場合、表示されやすいからです。
- アドビストックは入力上位7個
- 写真ACは入力上位5個
上記2つのサイトでは、このタグ数を優先して検索結果の表示をしているようです。
つまり、この優先されるタグ数でタイトルを作ってしまい、ついでにタグにしてしまえば、写真の内容とタイトル、タグの辻褄が合ってしまうということです。
後は、その優先されるタグの別の言い回し(類語)を増やしていくだけです。

ストックフォトのタイトルからタグを導き出す実例
それでは、「痛い首を押さえる女性」の写真を例に具体的な方法を見ていきましょう。
まず、自分の中の「知ってて当たり前」という先入観を取り除きます。
そして、見知らぬ第三者にこの写真と同じ絵を書いてもらうとしたら、「どういう風に説明すればよいのか」をイメージします。
女性、上半身、後ろ姿、顔なし、半袖、グレー、シャツ、首、手、押さえる、痛い、立っている、白背景、1人、ショートヘア、明るい、影なし
このあたりで写真の特徴を説明できたと思います。
この16個のタグの中から、優先したいタグを7個選びます。
この写真はそもそも、「痛い首を押さえる女性」ですので、グレー、シャツ、ショートヘアなどはあまり関係ありません。
これらのダグで検索する人はもっと美容・ファッション系のジャンルを求めるのではないでしょう?
このように、「果たしてその単語で検索する人が欲しがる写真だろうか?」という視点も忘れないでください。
話を戻して、
女性、首、痛い、手、押さえる、後ろ姿、白背景
の7個を優先させたとします。
タイトルとしては、「白背景で痛い首を手で押さえる女性の後ろ姿」となりますが、くどければタイトルそのものは短くしても良いと思います。
白背景であるかなどは、サムネイル一覧でも見ればわかりますので。
そして次に、優先させる7個のタグの類語を出していきます。
出せる数にはもちろんばらつきは出てきますが、だいたい5個ずつは出せるようしましょう。
- 女性…女、女子、女の子、レディ、レディース、成人、20代、大人、日本人
- 首…くび、クビ、首筋、首すじ、首スジ、うなじ、胸鎖乳突筋、筋肉、骨、骨格、スマホ首、患部、パーツ
- 痛い…首痛、痛み、頭痛、緊張、コリ、凝り、こり、首コリ、首凝り、症状、症例、ガンガン、ジンジン、重い、鈍い
- 手…手のひら、手の平、掌、手当
- 押さえる…抑える、当てる、あてる、ポーズ、仕草、しぐさ
- 後ろ姿…上半身、バストアップ、顔なし、1人、ひとり、一人
- 白背景…白、背景、ホワイト、バックグラウンド、キリヌキ、切り抜き
など、66個も出てしまいましたので、この候補からあまり関係なさそうなタグを、掲載サイトの上限タグ数に合わせて削除していきます。
このように、タイトルから単語を細かく分け、それぞれの類語を増やす方法で必要なタグ数をクリアできます。
ストックフォトのタイトルからタグを30個以上引き出すまとめ
ストックフォトをタグ付けが30個も出せないという人はまず、
- 7単語の長文でタイトルを作ってみる
- その7単語をそのままタグにする
- そのタグを元に類語を出してく
という風に、タイトルに使う単語を分解して考えましょう。
コツとしては、その写真を見たことがない人にどういう風に説明すれば、その写真を思い浮かべてくれるか、を想像しながら考えるということです。
そもそも7単語でのタイトル付けすら難しい場合は、撮影ネタが漠然としすぎてますので、撮影ネタを絞りましょう。