写真ACで売りたいジャンルのリサーチ方法
写真ACで自分がメインで投稿したいジャンルが決まったはいいが、
- 撮影のネタが出せない
- タグも思い浮かばない
という方に、その専門ジャンルの勉強をせずに撮影ネタ引き出す方法を紹介します。
写真ACに限らず他ストックフォトでも役に立つスキルですので活用してください。
写真ACで売りたいジャンルのサンプル写真を画像検索するだけ
非常に簡単なテクニックですので、この記事を読み終えた後にすぐ実践可能です。
自分が撮りたいと思うジャンルのサンプル画像を、Googleで画像検索するだけ
方法は写真のサムネイル画像やその掲載ページの写真の上で、右クリック→Googleで画像を検索を押します。
右クリックが効かない場合は、GoogleChromeをお使いの場合は、拡張プラグイン「Quick Javascript Switcher」を導入後、Javascriptをオフにすると右クリックできるようになります。
すると、その画像がどれくらい人気でどういう媒体に使用されているのか、一目でわかります。
そして、その使用されている媒体をよく観察してください。
だいたいブログが多いと思いますので、ブログでしたら全部読みましょう。
ブログを読んでいると、ここにこういう写真があったら助かるんじゃないかな?などと思い浮かんでくるはずです。
そうしたら、そのブログのためにタイトルや挿絵になる写真を撮りましょう。
そのブログ(媒体)の専属カメラマンになったつもりで、撮るとよいですよ。
マーケティング用語で言うところの「ペルソナを設定する」というやつですね。
売れる写真を撮る秘訣はユーザーが欲しがるものを提供することです。
ですが、その「欲しいと思うものが分からない」ということは、つまりユーザーのことがよく分かっていないと言うことに他なりません。
ここで重要なことは、「自分でいくら考えても答えが出ない」ということです。
自分は他人ではありませんので、わからないものはわからないのです。
答えは自分の中にあるのでは無く、ユーザーの頭の中にあります。
ですから、ユーザーが発信しているものをよく観察し、そのジャンルへの勉強も兼ねて、挿絵写真のリストづくりをすると良いわけです。
すでに写真ACに投稿していてある程度売れている写真があるのであれば、その写真を画像検索してみてください。
投稿する際に自分ではどこに使われるんだろう?と思っていた写真が意外なところで使われていたりします。
そこで、またこういう世界(ジャンル)もあるんだな〜、と新ジャンル開拓の大きなヒントになります。
3つ僕の実例を紹介します。
たまたまた撮ってあった蓮の写真をアップしました、全く需要などは考えていなかったです。
売れている枚数はそれほど多くは無いのですが、一体何に使われていたと思います?
実は、仏教系の保育園だったんですね。
目からウロコでした、そういう世界があるという事を知らなかったのですから。
ということは、あまり知られていないジャンル=写真が少ない、と言うことになりますので、そのジャンルに特化して網羅してしまえば、自分の写真しかダウンロードされなくなります。
そこで活かすべきは、自分の環境です。
僕でしたら、子どもが2人いる、
異業種に知り合いが多い、ということを活かせば、お寺で幼児教育や、座禅、子どもに袈裟を着せている撮影ができるな、などいろいろと思い浮かんできます。
次に魚介(甲殻類)のパスタの写真です。
これは、料理系サイトで使われるだろうと予想し、投稿しました。
みなさんもだいたいそうだと思います。
そして検索した結果はどうだったかと言うと、なんとグルコサミンサプリを紹介するブログで使用されていました。
また、改めて検索しますと、女子会や婚活系でも使用されていました。
その際に気づいたことは、料理写真=シチュエーションのタグ、食材写真=成分や効果効能のタグづけをすれば、すでに飽和しているありきたりな食材写真の新たなジャンル(食材写真に成分表を入れるなど)が開拓できそうだということです。
様々な食材を調達できる環境にいる方に是非チャレンジしてもらいたいですね。
最後に飲み屋街の写真です。
これはなんと、Twitterで「〇〇しているところ〜」などの偽装工作(?)に使用されていました。
まったく発想にない使われ方でしたので、逆に感心しました。
このポイントはあまり高品質な写真を撮ってしまうと、逆にダメだということです。
素人感を出していかないといけません。
有料ストックフォトではありえない、フリー素材の審査のゆるさだからおこる市場ですね。
行きずりのランチ写真なんかは、そういう需要があったりするのかもしれません。
その際にはタグも「素人」「店のエリア」「昼、夜」など今まで思いもよらなかった物を付ける必要が出てくるのではないでしょうか。
審査に通るかはわかりませんが…
フリー素材の最大のメリット、とりわけ写真ACが売れる写真探しに向いているわけ
フリー素材の最大のメリットは圧倒的なダウンロード数です。
ですので、
自分が投稿した写真に限らず、他の人の写真でも使用された先のリサーチが非常に簡単
中でも写真ACは投稿枚数もジャンルも多いですので、万遍なくリサーチができてしまいます。
ですが人物写真に関しては、特化している「ぱくたそ」の方がリサーチには向いているかもしれません。
バリエーションが豊富なため、使用されているサイトの写真を全部自分の写真で置き換えるつもりで、ポーズやネタ拾いをしましょう。
「いらすとや」を用いたリサーチも良いですね。
ただし注意点がありまして、「あまりに人気すぎる物を検索する」、「有料ストックフォトの検索をする」というのは避けたほうが良いです。
爆発的に売れている写真は色々なジャンルで使いやすい写真である傾向が高いですので、検索しても絞るジャンルの方向性を決めるのが難しいです。
また、有料ストックフォトの検索もあまり役に立ちません。
なぜなら、有料ストックフォト内で売れ筋順に並び替えて、トップのものから画像検索をしてもあまり引っかからないからです。
結局フリー素材に比べて、ダウンロード数があまりないですので、実際に売れているのはごく一部ということなんですね。
また、一般Web媒体が使うよりは印刷物の媒体に使われているといったことが起きていのかもしれません。
実際にこのスマホを持った女性の手元の写真を例に見ていきましょう。
画像検索した結果は以下です。
スマホというジャンルは限定されるのですが、使い方、スマホ用ホームページ制作、LINE、携帯キャリア、おすすめスマホ、副業、求人、アプリなど多岐にわたったテーマに使用されています。
もちろん一通り見てみて、「このテーマで撮りたい」というものが見つかれば、全然OKです。
例えば、検索結果に老眼、老人というテーマがありましたので、三世帯で住んでいるなどの環境があるのであれば、そのジャンルを開拓していきましょう。
人物写真でも実は顔無しのほうが売れたりしますので、撮れる範囲で撮っていけばよいです。
写真ACで売れる写真リサーチをすると、タグ探しも簡単になる
写真を画像検索し、仮にブログが出てきたとします。
そのブログを読み込んで知識と撮影ネタを仕入れるわけですが、同時にキーワードもメモしておきましょう。
そうすることで、写真を投稿する際のタグ付けのキーワードにも悩まなくなります。
また、それまで思いもよらなかったキーワードを発見することができたり、次の撮影のネタ探しにも繋がります。
写真につける検索用タグこそ、自分の頭の中でどれだけ悩んでも出てくるものではありません。
無い袖は振れない事と同じで、知らないとこは出てこないのです。
自分で考えなくても、ユーザーが教えてくれますので、タグ付け面倒だな〜と思う初心者は、この方法でタグ探しをしてみてください。
実際に上記のスマホ×老眼のブログを読んでみました。
そもそも「スマホ老眼」という旬なキーワードに感動しました。
こういう造語って、どれだけ悩んだところで自分の頭の中だけでは、絶対に出てきませんよね。
またどれくらい一般的に使われている言葉なのかもわかりませんが、検索すればそのあたりも解決しますよね。
その他、見づらい、ぼやける、生活習慣、現代病、眼精疲労、目、ピント、筋肉、固まる、症状、原因、予防、目がかすむ、ブルーライト等々…
とにかく1ページ読んだだけでも、大量に掘り下げて撮るべきネタが見えてきます。
目的無しでいきなり撮影を行った場合、現場でネタが出ずグダグダになって時間ばかりが過ぎるわりには、似通った写真しか撮れません。
先にキーワードを整理し、理想的にはタイトルまで考えておおまかに撮影リスト化しておくと、小道具や衣装の準備などを含め撮影を効率良く進める事ができます。
写真ACでの売れる写真リサーチ方法のまとめ
写真ACでジャンルを絞り、売れていくためにはやはり写真AC(フリー素材)を使いましょう。
- 売りたいと思うジャンルのサンプル画像を画像検索する
- 写真が利用されている媒体をよく見て、その媒体のための写真を撮る
- 検索用タグはブログなどの使用されるメディアからとる
この方法を使うと、とりあえず専門知識がない初心者でも、どんな写真を撮っていけばよいかのヒントを得られますので参考にしてください。