Adobe Lightroom

Adobe Lightroom Classic CCの使い方6:現像パネルの使い方(設定のコピー・ペースト、プリセット)

現像パネルの使い方3回目は、現像設定のコピーとペースト、プリセットを解説します。

現像設定のコピーとペーストは、写真を1枚の明るさなどの調整をし終わったとして、他の写真にも同じ設定で変更を加えたい時に使う機能です。

プリセットとは、予め良さげな雰囲気に現像パタメーターを設定してある設定集のようなものです。

一般販売されているプリセットを登録してもいいですし、自分で作った好みの設定を保存しておいても良いです。

なお、基本補正やHSL /カラーなど各現像項目の解説を知りたい場合は、過去記事をご覧ください。

この記事は、Adobe Lightroomの購入を検討している、またはLightroomを買ったけどどうやって使ったらいいかわからないという方に向けた記事です。

Adobe Lightroomの導入を考えている方は、無料~最安値で購入する方法をまとめていますので、ご覧ください。

Adobe LightroomとPhotoshopを無料で入手する方法「体験版じゃないよ!」

Adobe Lightroom で現像設定コピー・ペーストをする方法

Adobe Lightroomでの現像設定のコピー・ペーストの方法は4パターンあります。

  • コピーとペーストを別々で行う方法
  • コピーとペーストを同時に行う方法(設定を同期)
  • 1つ前の現像設定をそのまま引き継ぐ方法(前の設定)
  • リアルタイムで複数枚の現像設定を操作する方法(自動同期)

です。

それでは、それぞれの項目の解説をしていきます。

現像設定のコピーとペーストを別々で行う方法

現像設定のコピーとペーストを別々で行う方法は、

  1. コピー元の写真を選び設定をコピー
    (Win:Ctrl + Shift + C)(Mac:command + Shift + C)
  2. コピーする項目を選ぶ
  3. コピー先の写真を選び設定をペースト
    (Win:Ctrl + Shift + V)(Mac:command + Shift + V)

というシンプルでわかりやすい方法です。

コピーする項目は、画面上部の「設定 – 設定をコピー」、

画面左下の「コピーボタン」、

写真のサムネイルの上で右クリック「現像設定 – 設定をコピー」、

写真の上で右クリック「設定 – 設定をコピー」

いずれかを押すと、コピーする項目を選ぶパネルが出てきます。ここでコピーするものを選んで、「コピーボタン」を押せば設定がコピーされます。

次に設定のペーストですが、コピー先の写真を選んだ状態で、先ほど設定をコピーをする時に使った項目に「設定をペースト」もあると思いますので、それを押して適用となります。

複数枚の写真に設定をペーストする場合は、ShitキーやCtrlキー(Mac:commandキー)を押しながら複数写真を選択した状態で「設定のペースト」押せば適用されます。

コピーとペーストを同時に行う方法(設定を同期)

コピーとペーストを同時に行う方法を「設定を同期」と言います。

上記のコピーとペーストを別々行う方法との違いは、工程の順番に違いがあります

  • コピーとペーストを別々に行う場合
    コピー元を選ぶ → 設定をコピー(コピー項目を選ぶ) → コピー先を選ぶ → 設定をペースト

の4工程が必要になります。

一方、設定の同期の工程は以下のようになります。

  • 設定を同期
    コピー元とコピー先を選ぶ → 設定をコピー(項目を選ぶ)

の2工程で済みます。

コピー元とコピー先の選び方はShitfキーやCtrl(Mac:command)キーを使います。

複数枚の写真を選ぶと、選択枠の色が白っぽいグレーのものとグレーの物があると思います。

この内、「白っぽいグレーがコピー元」、「グレーがコピー先」となります。

なお、複数選択をしている状態でサムネイルをクリックすると、クリックした写真が白いグレーの枠になります。

個人的には一番使い勝手が良いのは、この「設定を同期」です。

設定を同期の項目は以下にあります。

写真を複数選択した状態で、画面上記の「設定 – 設定を同期」、写真かサムネイルの上で右クリックを押し「設定を同期」を選ぶ方法。

もう一つが、画面右下の「同期」ボタンを押す方法です。

ですが、「設定を同期」に関しては、ショートカットの「Win:Ctrl + Shift + S、Mac:Command + Shift + S」を覚えてしまう方が断然早いでしょう。

1つ前の現像設定をそのまま引き継ぐ方法(前の設定)

「前の設定」は1つ前に設定した写真の設定を今選んでいる写真に適用する機能です。

「前の設定」ボタンは「設定を同期」と同じく、画面の右下にあります。

写真を1枚だけ選択で「前の設定」、写真を複数枚選択で「設定を同期」へと表示が変わります。

ボタン一つでコピーペーストできてしまうため一見手軽でいいのですが、トリミングも含め全項目が適用されてしまう(設定項目を選べない)ため、なかなか使い所を選ぶ機能です。

リアルタイムで複数枚の現像設定を操作する方法(自動同期)

これまでは予め1枚の写真の現像設定を終え、他の写真にも設定をコピー適用するという流れでしたが、「自動同期」では予め選択した複数の写真に対して同時に設定をしていく流れとなります。

「自動設定」のやり方は「設定を同期」に一手間を加えたやり方になりますので、手間が増える分個人的には使ったことがない機能です。

「設定を同期」と同様複数の写真を選んだ状態で、画面右下の「設定を同期」ボタンの左側のスイッチを切り替えると「自動同期」となります。

この「自動同期」がオンになっている状態で写真の現像設定を変更すると、選ばれている他の写真にもリアルタイムで反映されます。

どの現像設定項目を自動同期にするかは、スイッチを切り替える前「設定を同期」の段階で「設定を同期」をクリックし、項目を選択後「同期」をクリックする必要があります。

お気に入りの現像設定を保管する「プリセット」

現像設定をしていると、現像設定を保存したくなることがあります。そんな時に使用するのが「プリセット」となります。

Adobe Lightroom側で予めいくつかプリセットが用意されていますが、自分で登録したし、どこかで買ってきたプリセットをインストールすることも出来ます。

「プリセット」右側にある「+」ボタンを押すことで、以下の項目が出てきます。

  • プリセットを作成…今の現像設定を保存する
  • プリセットを読み込み…ファイルとして保存されている現像設定ファイルを読み込む
  • プリセットを管理…各プリセットの表示非表示を設定する