前回のLightroomの使い方:写真の読み込み編の続きとなります。写真を読み込んだ次の工程は、写真を選ぶ(セレクト)作業です。
主に写真の管理・セレクトに関わる「ライブラリ」パネルの使い方を解説します。
この記事はAdobe Lightroomを初めて触る人を対象に書いています。特殊な環境でない限り使わないような機能の説明はあえて省いております。逆に記事に触れられてないところは基本的に使わないんだとお考えください。
Adobe Lightroomの導入を考えている方は、無料~最安値で購入する方法をまとめていますので、ご覧ください。
Adobe LightroomとPhotoshopを無料で入手する方法「体験版じゃないよ!」
Adobe Lightroom のライブラリで出来ること
Adobe Lightroomのライブラリで出来ることは、主に写真の”管理”です。色々機能があるのですが、Lightroom初心者が覚えるべき項目としては、
- リネーム(写真のファイル名を変えること)
- レーティング(星、色などで写真を選別すること)
- フォルダ分け(写真を小分けにしたり、移動すること)
- バックアップ(別のHDDなどに保管すること)
の4つとなります。
それでは、この4つの項目の解説をしつつ、具体的な操作方法を見ていきましょう。
写真の名前の変更をする「リネーム」
まず写真を取り込んだから、リネームをすることをおすすめします。写真読み込み時にリネームしてしまった場合は、この章は飛ばして大丈夫です。
Adobe Lightroomでは「写真の名前を変更」や「リネームする」といったわかりやすい項目がないので、初心者はとっつきにくいと思います。
それでは、リネームをどこでするのかといいますと、「ライブラリパネル」右側にある「メタデータ」の項目で行います。

この「ファイル名」と、その右の「リストのアイコン」で行うのですが、それぞれの違いは、
- ファイル名…写真1枚だけの名前の変更をしたい時に使用
- リストのアイコン…複数の写真の名前の変更をしたいときに使用
リストのアイコンの使い方
複数の写真のリネームには「リストのアイコン」を使うのですが、事前にリネームしたい写真を選んだ状態でこのボタンを押す必要があります。
写真の複数選択の方法は3種類あります。それは以下の通りですが、Windows版のCtrlはMac版だとCmd(Command)キーに置き換えて考えてください。
- Shift+クリック…今選んでいる写真から、Shift+クリックをした写真までを一括選択
- Ctrl+クリック…Ctrlキーを押しっぱなしでクリックした写真だけを選択、もう一度押すと選択解除
- Ctrl+A…全選択
僕はCtrl+Aで全選択した後に、リストアイコンボタンを押してリネームすることが多いです。
リストアイコンを押した先は、前回の写真の取り込み編で解説した内容と同じですので、そちらを参照ください。
使う?使わない?写真の選別をするレーティング
リネームが終わったら次は写真を選ぶ作業です。この作業のことを「セレクト」や「レーティング」と呼びます。
- セレクト…写真を選ぶという作業そのもの
- レーティング…選んだ写真に印をつける機能
Lightroomのレーティング機能は3種類あり、
- フラグ(旗)…旗を立てるか立てないかの2パターンのみでレーティングする場合
- スター…5個までの星の数でレーティングすることができる
- カラー…5種類の色を使い分けてレーティングすることができる
個人的には、色で仕分けしたほうがハッキリしてわかりやすいため、カラーでレーティングすることをおすすめします。
レーティングをマウスで行う場合は、画面下の方に、それぞれのアイコンがあると思いますので、そこをクリックします。

このアイコンが見当たらない場合は、右にある「▼」ボタンを押すとメニューが出てきます。

このメニューから表示させたい項目を選びましょう。

レーティングはショートカットを覚えているかどうかで、セレクト作業の速度が段違いですのでぜひ覚えておきましょう。
レーティングはスターとカラーを同時に使うなど重複させることができますので、例えば、赤ラベルをつけた写真の中から、さらにスターでランク分けをし、最終的に使うものにフラグを立てるといったことができます。
フラグレーティングのショートカット

フラグを立てる「A」、フラグを消す「U」、あえて使わない宣告をする「X」、フラグを立てると消すだけを交互に行いたい場合「Q」
スターレーティングのショートカット

スターレーティングのショートカットは数字に割り当てられており、直感的にわかりやすいです。
星無し~星5までそれぞれ、数字の0~5が割り当てられています。
カラーレーティングのショートカット

スターレーティングと同じく、番号が割り当てられていいます。レッド「6」、イエロー「7」、グリーン「8」、ブルー「9」でパープルは割り当てなしです。
レーティングに使った同じキーをもう一度押すと、レーティング解除となります。
写真をわかりやすく整理整頓する「フォルダ分け」
前回の写真の読み込み編で写真を読み込んだという前提で解説します。
フォルダー名の白、グレーの違い

写真の読み込みが完了したら、Lightroomの左側に「フォルダー」の中に保存された写真のフォルダー一覧が表示されていると思います。
上の画像の例でいうと、C:がパソコン本体、E:が外付けのHDD(ハードディスク)に保存されている写真です。
フォルダ名が白いものは「Lightroomと保存されている写真が繋がっている状態」です。
フォルダ名が”グレーで?”が付いているものは、「Lightroom上でプレビューと現像設定値のみ残っているが、オリジナルの写真自体が見当たらない状態」、つまり写真を保存している外付けのHDDは外している状態です。
この「グレー?」の状態では、写真のレーティングのみ可能です。現像のパラメータを操作したりリネームをすることは出来ません。
逆に言えば、ノートパソコンなどで出先の作業をする場合など、写真のセレクト作業だけならノートパソコン本体に写真が入っている必要はありません。
ただし、どこまでの拡大表示に耐えられるかは予め作っているプレビューのサイズに影響されますので、あくまで簡易的なセレクト作業しか出来ないとお考えください。
フォルダーの右にある「+」のボタン

フォルダーの右側にある「+」ボタンを押すと、フォルダーのツリー表示(フォルダーの一覧表示)に対する項目を選ぶメニューが出てきます。
- サブフォルダーを追加…今選んでいるフォルダーに下層フォルダを作る
- フォルダーを追加…追加で新フォルダーを作り写真を読み込む
- ルートフォルダー表示…パソコン上でのフォルダがある場所をどこまで細かく表示するかを決める
- サブフォルダー内の写真を表示…例えば、「小学生 – 6年生(5年生…) – 1組(2組…)」の様に、細かくフォルダーの階層が別れている場合、選んでいるフォルダーだけ表示させるか、それ以下のフォルダーも表示させるかを決めます。
「サブフォルダーを追加」と「フォルダーを追加」
「サブフォルダーを追加」と「フォルダーを追加」は字面は似ていますが、全く別の機能ですので注意しましょう。

「サブフォルダーを追加」は選んでいる写真などを、新規にフォルダーを作って移動させる場合などに使います。
「フォルダーを追加」は、前回の写真の読み込み編で解説したように、そもそも写真を新しく追加するときに使います。
ちなみに「-」ボタンはフォルダの削除です。
フォルダーの上で「右クリック」をしたときに出るメニュー

フォルダーの上で「右クリック」を押したときに出るメニューの解説です。結構多くの項目が出てくるため重要な点を絞って説明をします。
- 選択した写真をこのフォルダーに移動…これは読んで字の通り、選んでいる写真を該当のフォルダーに移動する項目
- ”○○○”内にフォルダーを作成…これは前述の「サブフォルダーを追加」と同じ機能
- 名前変更…フォルダ名の変更をする、「20200110_東京観光」などわかりやすい名前がおすすめ
- 削除…ここの削除はオリジナル写真データの削除ではなく、Lightroom上での設定値やフォルダーの表記を削除すること(カタログから削除)
- フォルダーを同期…Lightroom上のフォルダーに入っている写真の数と、実際に保管されているフォルダーに入っている写真の数が合っていないときに同期させる機能、既存のフォルダーに写真を追加したときなどに使用
- フォルダーの場所を更新…Lightroom上で読み込んでいた状態で、オリジナル写真が入っているフォルダーを別の場所に移動させてしまった場合に使用
- このフォルダーをカタログとして書き出し…選んでいるフォルダーのみのカタログを別途作成する機能、実質的に写真のバックアップに使う。
覚えておくべきバックアップ方法「このフォルダーをカタログとして書き出し」
通常LightroomはLightroomに取り込んでいる写真すべてを、一つのカタログで管理しています。通販カタログに例えると、全ジャンルすべて1冊で紹介されている感じです。
「このフォルダーをカタログとして書き出し」は通販カタログで言うところの特定のジャンルだけを抜き出し、別のカタログを作ってしまう状態に似ています。
この機能を利用して、フォルダー単位でカタログを作りそれをバックアップとします。
フォルダーをパソコン本体から外付HDDに移動させる際などには、「オリジナル写真が入っているフォルダ」と「書き出したカタログ」を一緒に保管しておくと、またLightroomで読み込む際に便利です。
カタログを書き出したフォルダーに関しては、元のカタログのフォルダー一覧から消しておくのをおすすめします。理由は使わないプレビューなどのデータが残っていると、それだけで元のカタログの容量が肥大化していくからです。