個人的にCapture Oneを使い始める時に、よくわからなかった点が「調整」と「現像」に関するところです。
今回は「現像」の項目を説明します。
ここまでで、Capture Oneの一通りの操作は大丈夫でしょう。
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Capture One の使い方:何種類かある写真の書き出し設定
Capture One では写真の書き出し(現像、保存)設定がいくつかあり、とっつきにくい原因となっていると思います。
しかし、書き出し(現像、保存)方法そのものは2種類しかありません。
まず、アイコンで存在する「バリアントをエクスポート」。
バリアントとは写真のことだと捉えてOKです。
次に、「現像パネル」の中にある「現像概要」です。
バリアントをエクスポート
Capture Oneの初期設定では「バリアントをエクスポート」の項目は、上部メニューの「ファイル – イメージをエクスポート – バリアント」。
もしくは、写真のサムネイルを右クリックし「エクスポート – バリアント」を選択します。
すると、現像設定パネルが出現します。
それぞれの項目の説明は
「場所」
- 保存先:ベースとなる保存先を選びます、後に出てくるエクスポート先のこと
- サブフォルダ:エクスポート先に自動でフォルダを作成したい場合はここに入力
- サンプル パス:サブフォルダまでのファイルパス表示
- 空き容量:ハードディスクの空き容量
「ファイル名」
- フォーマット:ファイル名の生成式、式は右の「…」で設定
- ジョブ名:フォーマット横の「…」で使用、ファイル名のベースとなる部分
- サンプル:「…」で作った式のプレビュー
レシピ – 基本の項目
「レシピ」
- 基本 – フォーマット:ここでは画像の形式を選択
- 基本 – クオリティ:画像の圧縮率などを設定
- 基本 – プロファイル:カラープロファイルを指定
- 基本 – 解像度:WEB用途72、印刷用300と覚えておけば大丈夫
- 基本 – スケール:そのままのサイズで出力する場合は、コレクションの100%を
- 基本 – 開く:書き出しが終わった写真を自動で開くアプリケーションを選択
レシピ – ファイルの項目
「レシピ」
- ファイル – 保存先:「場所 – 保存先」より、こちらの保存先が優先される、基本的に「場所 – 保存先」を使用するが、一時的に違うフォルダに保存したい時などに使う
- ファイル – サブ名:各「…」で使用する
- ファイル – サブフォルダ:「レシピ – ファイル – 保存先」に自動でフォルダを作成たい時に使用
- ファイル – アイコン:他の画像ビューアーなどで写真を表示する場合に表示が速くなる
レシピ – 調整の項目
「レシピ」
- 調整 – クロップ:トリミングをしていた場合、写真を書き出す際に反映させるかどうかを指定
- 調整 – シャープニング:写真を書き出す際にシャープニングの有無や、詳細設定ができる
レシピ – メタデータの項目
「レシピ」
- メタデータ – キーワード:検索用のタグを埋め込むかどうかの設定
- メタデータ – メタデータ:チェックが入った項目を写真のExifに書き込む
- メタデータ – ワークフロー:「注釈」と「オーバーレイ」パネルで入力したものを、書き出した写真にも反映させるかどうかを設定
番外編:バリアントをエクスポートのアイコンを表示させる
Capture One の初期設定では写真を書き出すためのわかりやすいアイコンというものがありません。
そこでそのアイコンを表示させる設定を行います。
方法は、メニューアイコン空きスペース上で右クリックをし「ツールバーをカスタマイズ」をクリックします。
すると、アイコンの追加と削除ができるようになりますので、そこで「バリアントをエクスポート」アイコンをメニューのところへドラッグします。
これで追加できたと思います。
この「バリアントをエクスポート」アイコンはクリックすると、すでに説明した現像パネルが出てきます。
歯車マークの現像パネルから写真を書き出す

前述の方法とは別のもう一つの方法です。
ただ各項目の名称が違うだけで中身は一緒ですので、心配する必要はありません。
最初は名称の違いに戸惑いました…
現像レシピ

前述の現像方法では出てこない項目「現像レシピ」です。
レシピという単語から、前述の現像方法のレシピ混同してしまいそうですが、全くの別物で、こちらの「現像レシピ」は現像設定のプリセットを保存管理している項目となります。
この現像レシピは結構便利で、チェックを入れてるものが一斉書き出しされます。
例えば、「リサイズ無しjpg」と同時にWeb用に「500pxのPNG」も保存するなどのように、異なるファイル形式やサイズで出力を行いたい時に使います。
現像設定

こちらは前述の現像方法での「レシピ」と同じ項目となります。
違いは、こちらの「現像設定」だとさらに「ウォーターマーク」の項目が増えています。
現像場所

前述の現像方法の「場所」と全く同じ機能となります。
現像ファイル名

前述の現像方法の「ファイル名」と全く同じ機能となります。
現像概要

今、どのような設定で書き出されているかの概要が表示されています。
この項目で間違いないようでしたら「現像」ボタンをクリックで写真の書き出しが始まります。
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