前回は「写真のリネームと、写真の選び方」を説明しました。
今回は選んだ写真の、
- 明るさの変更
- ホワイトバランス
- トリミング
の説明をしたいと思います。
特にすごく色にこだわらない場合は、この項目だけ抑えておけば大丈夫です。
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Capture One の使い方:写真の明るさを変える

まず、前提として前回の記事の方法で写真を3枚レーティングしてあり、それらの明るさを変えていくという流れで説明したいと思います。
使うパネルは「露出パネル」、山のようなグラフのようなアイコンです。

露出の設定
露出とは、フィルムやカメラのセンサーに光を当てることで、この当てる時間が長くなると写真は明るくぶっ飛んでいきます。
露出の項目を見ると
- 露出…写真特有の明るさをシミュレート、写真に「明るい、中間、暗い」という3つの領域があった場合、すべての領域に影響を与える
- コントラスト…明るいところ、暗いところのメリハリを調整
- 明るさ…露出と似ているが、「明るい、中間、暗い」のうち、中間のみに影響を与える
- 彩度…カラー写真の色の鮮やかさをコントロール、-100にすると白黒写真になる
とあります。
今回は、コントラストが低くホワッとした雰囲気にしたかったため、露出をを上げ、コントラストを下げ、明るさと彩度を上げました。
どこを触るとどういう風に変化していくのか、やってみて経験を積みましょう!
Capture One の使い方:ホワイトバランスの設定
ホワイトバランスとは、簡単に言うと寒色系にするか暖色系にするか、を調整する項目だと考えてください。
- 色温度のスライダー…数値を下げると寒色、上げると暖色になる
- 色合いのスライダー…数値を下げると緑っぽく、上げると紫っぽくなる
上記のスライダーは手動で調整する場合で、慣れている人はこの2つのスライダーがあれば大丈夫でしょう。
プリセット:モード
あらかじめ、撮影時の光の環境にあわせて数値が設定されている(プリセット)ものもあり、その項目は「モード」の中に入っています。
- ショット…撮影時のカメラの設定のまま
- デイライト…日中屋外の太陽光での撮影
- タングステン…キャンドルなどの暖色環境での撮影
- 蛍光灯クールホワイト…青白いタイプの蛍光灯下での撮影
- 昼白色 蛍光灯…自然に見える蛍光灯下での撮影
- 昼光色 蛍光灯…昼白色よりちょっと青白いタイプの蛍光灯下での撮影
- 曇…曇りの屋外での撮影
- 水中…水中での撮影
と色々項目はあるのですが、個人的にCapture One に限らず、プリセットはそんなにうまくハマることはないかぁ…という印象です。
ちなみに、現像ソフト側で自動で設定してくれる「オート」なのですが、Capture Oneでは「A」というアイコンが「オート」となっています、最初は気づきにくいですね。
スポイトツール
ホワイトバランスのパネル内に「スポイト」のアイコンがあると思います。
これは写真内をスポイトでクリックしたところを強制的に「無彩色:白黒グレー」に調整する機能です。
例えば、写真内に白い紙や、白い板、白い壁など白く見せたい所が入っている場合、スポイトでクリックすればだいたいいい感じになります。
グレーや真っ黒でない黒でも可能ですが、グレーから白がオススメです。
今回の写真では、白い板の部分を「スポイト」でクリックしました。
クリックすると、モードは手動調整と同じく「カスタム」という表記になります。
Capture One の使い方:トリミングと回転
「トリミング」とは写真の構図を整えるために、不要な部分を切り捨ててしまうことです。
そして「回転」とは、その名の通り写真を回転させて構図を整える機能です。
Capture One の画面上部、ツールバーの中にある「」を重ねたようなアイコンがトリミング、丸い矢印が回転となります。
トリミングをするかしないか、これは正直撮り手の好みによります。
- 撮った瞬間が完成なんだから、トリミングをするなと思う人
- 自分が思い描くイメージに近づけるために、後から手を加える人
いろいろな価値観があると思います。
僕は個人的に「回転」を多用します。
カメラのシャッターは押したときに、つられてカメラも右に傾くことが多く、「回転」ツールでその修正を行います。
その流れでトリミングをしてしまうという流れですね。
トリミング
ツールバーの「トリミング」のアイコンを長押しすると、サブメニューが出てきます。
アスペクト比とは写真の横と高さの比率のことを言います。
プリセット(予め入っている)では、
スクエア(1×1)、1×2、1×3、2×3、3×4、4×5、5×7、16×9
が設定されています。
一般的な写真の比率は2×3が多く、マイクロフォーサーズやコンパクトカメラは3×4が多いです。
16×9はテレビや動画で多い比率ですね。
サブメニューにある、
- アスペクト比追加…自分で好きなアスペクト比を追加
- アスペクト比削除…自分で作ったアスペクト比を管理、削除
という意味で、
- 制限なし…自由な比率でトリミングができる
- オリジナル…元の写真と同じ比率で固定し、トリミングを行う
- 現像…ちょっと特殊な機能、「現像設定 – スケール – 大きさ」で指定した比率を引き継ぎトリミングする
回転
回転ツールは矢印が円を描いているようなアイコンです。
一番良く使う機能は「フリーハンドで回転」になると思います。
自分で細かく調整をしながら写真を回転させます。
「傾き補正」は、水平ラインまたは垂直ラインがはっきりしている写真に対して、そのラインをなぞれば、回転が自動でかかる機能です。
左回転・右回転は写真上でクリックすることで、指定した方向へ90度ずつ回転する機能です。
トリミングと回転のリセット
トリミングと回転をリセットする場合には、レンズのアイコンの「レンズ補正パネル」内にある、「回転と反転」「クロップ」の項目を使用します。
それぞれの項目の「…」の左隣の「曲がった矢印」アイコンがリセット機能となります。
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