前回はCapture One に写真を取り込む方法を解説しました。
今回は写真のファイル名を変える方法(リネーム)と、写真を選ぶ方法(レーティング)、それに関連する機能・パネルの説明を行います。
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Capture One の使い方:フォルダ・写真の名前を変える(リネーム)
写真を取り込んでそのまま編集作業に入るのも良いのですが、名前の変更(リネーム)をするクセをつけましょう。
撮影時のファイル名のままの場合、将来的にファイル名が重複して、「上書きされて無くなった」などのトラブルが起きてきます。
いつどこで何の写真を撮ったのか管理するためにも、リネームをしましょう。
フォルダのリネーム
写真を取り込んだ後、フォルダアイコンの「ライブラリ」をクリックすると、中に「ライブラリ」と「フィルター」というパネルが出てくると思います。
この「ライブラリパネル」のフォルダの項目の階層を深掘りしていくと、写真の保存先のフォルダまで行きつくと思います。
添付画像の例では「20181208」というフォルダに写真が保存されており、今このフォルダ内の写真がCapture One で表示されている状態です。
この日付だけのフォルダ名では、後々何の写真が入っているのかわからなくなってしまいますので、日付のあとに一言付け加えてみます。
リネームしたいフォルダの一度クリックし、選択状態にします。
その状態で右クリックをしましょう。
すると添付画像のように、メニューが出てくると思いますので、「リネーム」という項目をクリックし、フォルダ名の変更をしましょう。
今回は「20181208_観葉植物」とリネームしました。
MacのFinder、Windowsのエクスプローラーでリネームしたフォルダを見てみると名前が変わっているのが確認できると思います。
ついでに、このメニューの中で比較的使う、知っておいたほうが良い項目の説明をします。
メニューの説明:同期
Capture One内ではなく、MacのFinderやWindowsのエクスプローラー上で写真の移動や追加、削除を行ってしまった場合、Capture Oneにはリアルタイムで反映されません。
ですので、反映し直す必要があるのですが、そのときに使うのが「同期」です。
同期をクリックすると、いくつかメニューが出てくるのですが、基本的に初期設定のままで大丈夫です。
メニューの説明:位置
Capture One内でなく、MacのFinderやWindowsのエクスプローラー上で写真が入ったフォルダごと移動させてしまった場合に、使用するのが「位置」です。
例えば、Capture Oneに一度写真を読み込んだのは良いが、パソコン内のハードディスクの空き容量が少なく、外付けハードディスクにフォルダごと移動させてしまうなどの場合に使用します。
「位置」をクリックすると、フォルダを選ぶ選択画面が現れますので、移動したフォルダを選択しましょう。
メニューの説明:フォルダを追加
「フォルダの追加」は今選択しているフォルダの中にさらにフォルダを作るときに使います。
例えば、人物を5人撮影し、名前別にフォルダを作るなどといった時ですね。
「フォルダの追加」をクリックするとFinder(Macの場合)が表示されますので、そこで新規フォルダを作成し追加する流れとなります。
写真のリネーム
写真のリネームをする場合は、まずリネームをする写真を全部選ぶ必要があります。
恐らく1枚だけリネームをするということはあまり無いと思いますので、今回はフォルダ内の写真全部のリネームを前提に説明します。
デフォルトでは画面右に表示されている写真一覧のことを「ブラウザ」を呼びます。
そのブラウザ内に表示されている写真を全選択するのですが、
- グローバルメニュー …選択 – すべてを選択する
- ショートカットキー…⌘A(Macの場合)
- 1枚目の写真を選択し、最後の写真をシフトキーを押しながらクリック
のいずれかの方法で全選択ができます。
全選択ができましたら、グローバルメニューの「イメージ – バッチ リネーム」をクリックします。
個人的によく使う機能ですので、Adobe Lightroomと同じく、「Sift+⌘+R」のショートカットを割り当てています。
「バッチ リネーム」をクリックしますと、警告っぽいのが出てきますが、「そのまま続ける」をクリックします。
どのようにリネームするかの設定画面が出てきます。
- 方法…通常のリネームは「テキストとトークン」、ファイル名の一部だけを入れ替える場合は「検索と置換」を選ぶ
- フォーマット…どのような構成でファイル名を変更するか指定、「…」で詳細設定
- ジョブ名…フォーマットでジョブ名を選んだときに使う項目
- サンプル…どのようにリネームされるかのプレビュー
トークンとは、文字列の意味で、この場合フォーマットの中の文字列の組み合わせのことを指します。
個人的には「年月日_何の写真か_連番」という感じでリネームしますので、フォーマットの詳細設定で添付画像のように設定します。
一度設定すると、ジョブ名のところに「何の写真か」を入力するだけでOKですので楽ですよ。
だたしCapture One のリネームをする場合気をつけないといけないことがあり、リネームするたびにカウンターのリセットをしないといけません。
カウンターのリセットをしないと、他の写真のリネームを行う際でも連番の続きの番号からリネームが始まってしまします。
バッチ リネームの「…」をクリックするとカウンターの設定画面が出てきます。
- リネーム カウンターをリセット…連番カウンターが1に戻る
- リネーム カウンターを設定…カウンターの始まりの番号を設定、デフォルトでは1、手動で0や、97といった途中の番号からリネームの設定ができる
- リネーム カウンターの増大値設定…この項目は連番を何個飛ばしにしていくかの設定、例えば増大値2と設定し、リネームの始まりを1にした場合、1、3、5…と2個飛ばしにリネームが始まる
これらを設定し、リネームを行うと、Capture One 内とFinder(Macの場合)の写真の名前が変更されていると思います。
Capture One の使い方:写真の選び方(レーティング)
写真を取り込んでもすべての写真を使うという人は少ないと思います。
そこで、使う写真だけにチェクを入れる(レーティング)という必要が出てきます。
Capture Oneでは選ぶ方法に、
- 色をつける…7色で色分けをすることができる
- 星マークをつける…0〜5個のランキング式で星マークをつけることができる
という方法で、写真を選ぶことができます。
色をつける場合(カラータグ)
右側の写真一覧の中からレーティングしたい写真をクリックします。
クリックしたら、写真の周りに白枠が出ていると思いますが、この状態が「一次バリアント」として選択されている状態となります。
バリアントとは、「写真のこと」と捉えて構いません。
一次というのは「メインで選択状態にある」と捉えてください。
つまり、一次バリアント=メインで選択状態にある写真、ということになります。
この状態で、写真のファイル名の上にある□をクリックすると、7色の色を選ぶ項目が出てきますので、好きな色を選びましょう。
初期設定ではショートカットが、
- 赤… –
- 黄… *
- 緑… +
となっていますが、少々使いにくいので「編集 – キーボードショートカットの編集」で好みに変えてもいいでしょう。
ショートカットを変える場合はキーボードショートカットの編集パネル内の「+」をクリックしショートカットセットを新規作成した後、「調整 – カラータグ」の項目を参照しましょう。
星をつける場合
星をつける場合は、ファイル名の上にある点をクリックします。
点の何番目をクリックするかで、星の数が変わります。
星を消す場合は、星を一番左までドラッグしましょう。
ショートカットは「調整 – レーティング」にあり、数字の1〜5がそれぞれ星の数に対応しています。
レーティングした写真のみを表示する
一通りレーティングし終わったら、レーティングしたものだけを表示したいことがあります。
その場合は「ライブラ」内にある「フィルターパネル」を見てみましょう。
レーティングやカラータグがあり、クリックすると該当するものだけを表示することができます。
右側の数字は、該当のレーティング・カラータグの写真が何枚あるかを示しています。
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